研究テーマ − 会話量子による実世界会話のコンテンツ化支援

 会話は我々にとって最も一般的なコミュニケーション手段である.我々の知的活動の多くは 会話を通じて行われるものであり,会話は知識共有,知識創造の場となっている.会話をすると, 他人の発言に想起されて新しいアイデアが思い浮かんだり,今の発言を残しておきたいなどと 思ったりすることがある.しかし,会話の場で生まれた知識は記録を残さない限り失われやすい ものである.

 このような会話によって生じたアイデアを,失われることのないようにコンテンツとして記録し, 再利用可能なコンテンツとして記録し,流通可能なものとしたいというのが,本研究の目的である.

 本研究では,実世界の会話をコンテンツ化し,流通可能とするシステムの枠組みとして会話量子化 を提案している.会話量子化とは,連続した会話の流れから離散的な会話の粒を切り出して持続的に 蓄積することにより,元とは異なる会話の場において元の会話のエッセンスを再利用可能とする 枠組みである.この会話の粒のことを会話量子と呼ぶ.現在,分身エージェントの観点に立ち, 会話量子の性質を調査している.


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