IMADE: real world Interaction Measurement, Analysis and Design Environment

IMADE(Interaction Measurement, Analysis and Design Environment)は,実世界インタラクションの計測と分析を行うための研究基盤である.3~5人程度のミーティングやポスター発表会,また,身体動作を伴う共同作業などを題材とし,知識の伝達・創造を目的とした参加者同士の会話と身体動作が伴うインタラクションの分析と支援を目標に構築されている(図1,図2).
IMADEの特色は以下の通り.

  • 動作計測.光学式モーションキャプチャシステムを用いて,複数人(3~5人程度)の動作や移動,対象物(パネルや操作対象機器など)の位置などを同時計測し,半自動的に3次元座標の移動データを得ることができる.
  • 視線計測.ビデオ型アイマークレコーダを用いて,参加者の一人称映像と,その中での視線移動を記録できる.
  • 多視点映像と音声の記録.複数のカメラ(ネットワークカメラとパンチルト可能なカメラ)と,個人装着型マイク(ワイヤレスマイクと8チャンネル音声記録機器)を用いて,同一シーンを様々な視点から閲覧できる.
  • 生体データの計測.2セットのPolymateを用いて,心拍,呼吸,皮膚抵抗,脳波,筋電など計測して,共同作業などの多人数インタラクションにおける参加者の生理指標を獲得できる.
  • データ統合と閲覧.NTP(Network Time Protocol)による時間同期,各データの時間伸縮を吸収するための後処理,複数センサデータ間の空間統合を行う.

図1: 開放型センシング環境IMADE


図2: IMADEのシステム構成

参考文献

[1] 角康之・西田豊明・坊農真弓・來嶋宏幸(2008)「IMADE:会話の構造理解とコンテンツ化のための実世界インタラクション研究基盤」『情報処理』Vol.49, No.8, 通巻522号.(2008/08), pp.945-949. (特集:情報爆発時代におけるわくわくするITの創出を目指して).