会話量子化を用いた会話知能実現の枠組み

会話量子化理論は,会話量子の獲得・集積・編集・変換・再利用基礎を与える.
会話量子表現の基本操作会話の場から会話量子表現を生成する操作をコンテンツ化(materialization),逆に会話量子表現から会話状況を再生する操作をインタラクション化(dematerialization)と呼ぶ.コンテンツ化では,センサや映像データとして捉えられた会話状況から,相互に関連し結束性がある参加者の一連の行動を分節し,参照されている事物を同定して,パッケージ化して,データとして蓄積・伝送可能にする.インタラクション化では,眼前で進行中の会話の流れに応じて会話的人工物の言語的・非言語的な会話行動を生成する.関係ある会話量子表現を探索し,会話量子を「解凍」して,そこに含まれている情報を取り出して,会話の流れにあうように加工し,エージェントの発話行為としてインタラクションに組み込む.
集積・加工・編集は会話量子の変換に関わる行為であり,いくつかの会話量子表現を連ねて意味ある系列にまとめあげるストーリー生成,会話量子表現を空間的に配置して視覚的に把握可能にする会話空間化,会話空間化された会話量子表現の集まりに構造を与える会話構造化,複数の会話量子表現の連なりを一つまたは少数の会話量子表現に圧縮する要約,ドキュメントや映像メディアと会話量子表現との会話メディア変換などが含まれる.

References

  • Nishida, T. (2007). Conversation quantization for conversational knowledge process. Int. J. Computational Science and Engineering, 3(2), 134-144.